F Q&A 00
質問
はじめまして。
唐突でたいへん申し訳ないのですが、ぜひお聞きしたいことがあります。
水道水フッ素化の適正濃度は約1.0ppmといいますが、このホームページをみ
るとフッ素が怖くなってきました。実は私はビールが大好きであり、そして虫歯予防
のためにと緑茶(カテキンがいいと聞きました)をかなり頻繁に飲んでいます。しか
しよく調べてみると、ビールにしても緑茶にしても、フッ素の濃度はかなり高いです
よね?これらを飲みつづけても大丈夫なのでしょうか?やめたほうがいいでしょうか
?やめるとしたらたぶんまずはお茶からやめようと思いますが・・・。両方やめたほ
うがよいですか?
回答
(1)
ビールのフッ素濃度の高い理由としては、原料に左右されるわけです。
まずは銘柄を選択する(確かバドヴァイザーは、フッ素化水道水を使ってないので比
較的フッ素濃度は低い・・・という話をイヤムイヤーニス氏から聞いた記憶がありま
す)銘柄によりフッ素濃度の低いものを飲めば良いのではないのでしょうか。
(2)
お茶については、嗜好品です。元々奈良時代に薬として中国から伝わってきたもので
す。カフェインは興奮作用があり、飲むと軽い興奮状態― ハイになるわけです(小生
は、子供時代からこのような興奮作用のあるものを服用させるのが、最近の子供たち
が覚せい剤や麻薬類に手を染める原因の一つになっているのではないのかと本気で心
配しています)。お茶は、昔といっても2−3十年前までは、大人の飲み物で子供
には飲ませないモノだったのです。
他にもお茶には薬理効果のある成分が多数含まれ、その良い作用ばかりが研究宣伝さ
れているだけで、副作用については殆ど知らされてはいません。その副作用の一つに
フッ素による中毒作用(中国ではタン茶が原因の骨フッ素症まで報告されている)が
あるだけなのです。つまりは水分補給をお茶に頼るのは間違っているわけです(特に
子供の場合)。
貴兄は大人ですのでお茶もビールもそれなりに楽しんで良いのです。
食品に含まれているフッ素そのものはそれほど危険なものではありません。
フッ素はあらゆる食品に含まれているのですから、どんなに注意しても、食べり飲ん
だりしての、口から入ってモノに含まれるフッ素の数十パーセントは人体に吸収され
ます。
人体に吸収されたフッ素の約半分は主に腎臓から(その他、髪の毛、皮膚、汗等々の
形でも)排泄され残りは骨に蓄積してゆくわけです(殆ど角田先生の論文からのパク
リです)。
そして、骨のフッ素濃度は年々増加して行くわけです(これが中毒元素フッ素の蓄積
毒性と呼ばれる作用です)。人体はこうしてフッ素を骨に蓄積して軟組織をフッ素の
毒性から防御するのですが60−70歳頃には骨にもフッ素が貯め切れなくなりま
す。
血中や軟組織のフッ素濃度が高くなり全身フッ素の毒性による多臓器不全状態の一歩
手前になります。
すると、人体は食べる量を少なくコントロ−ルして寿命を延ばそうとするわけです。
老人の食の細さは人体の寿命をのばす戦略の一つの戦術の現れなのです(浅野論文か
らのパクリ)。この戦略の破綻が寿命の枯渇・・・死だというわけです。
以上、環境汚染物質フッ素から見たヒトの寿命の一つの側面です。
誰もが皆、死ぬわけですから、それほど死を恐れる必要も無いわけです。
フッ素濃度の低いビールを飲み、水分補給には水を飲み、お茶もコーヒー、紅茶と同
じ嗜好品として楽しみ、人生を大いに味わって下さい。
危険なのは環境汚染物質フッ素で虫歯を予防しようと企てる人々です。
危険なのは、薬品としてのフッ素を学校等で集団での虫歯予防に使おうとする人々、
産業廃棄物であるフッ素を虫歯予防薬と称して飲料水に投入して膨大な数の斑状歯を
引き起こしながら「健康被害ではない、見かけの問題」と強弁する人々なのです。
以上
2001.11.20
成田憲一