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http://www.mercola.com/2001/mar/10/water_fluoridation.htm
Fluoridation Revisited
By Murray N. Rothbard
Edited by Llewellyn H. Rockwell, Jr.

ミューレイ・N・ロスバード氏による「フッ素再考」 の部分訳

(前略)

疑惑の山

(訳注:水道水フッ素化の)電撃的勝利にもかかわらずフッ素の安全性への疑惑は 、表面化し、科学界で問題となった。 フッ素は自然界で分解するような物質ではなく、 人の歯、及び、骨に蓄積する。 そして多分、子供の歯を強化している。・・・しかし、人間の骨はどうなるのか ?

フッ素による骨折及び、発ガンという 2 つの重要な骨の問題についての研究が発表され始めたが政府によって組織的に封鎖された 。 1956 年という早い時期に、連邦政府の研究では、フッ素化都市ニューバーグの若い男性に フッ素化されてないキングストンの約2 倍もの前ガン的骨欠陥を見い出していた。 しかし、「見かけだけの変化」ということで、この所見は、たちまち無視されてしまった。 奇妙なことに、1940 年代以来度々提起される発ガンの証拠や 1956 年の研究にもかかわらず、 連邦政府は、政府自身の手による、お得意の発ガン動物実験をフッ素については決して行なわなかった。 しかし1975 年に 、生化学者ジョン・イアムイアーニス 、及び、元国立ガン研究所(NCI)の デーン・バーク博士が全米生化学会年次総会の 前に論文を公表した。

その論文ではフッ素化都市の全部のガンが5 〜 10 パーセント増加していると報告している。 それらの調査結果は、論議を巻き起こし、 2 年後の議会の公聴会の引き金となった。その公聴会で下院議員たちは、フッ素の発ガン実験がそれまで行われて来なかったことを知りショックを受けた。議会は、 NCI に発ガン実験を行なうように命令した。

研究の遅れについて説明しなさい !

信じられないことに、国立ガン研究所(NCI)は、 フッ素が雄のラットに骨ガン(骨肉腫)を引き起こしたという「あいまいな証拠」 を発見したとする実験を終えるのに 12 年かかったと言うのである。 議会の更なる調査命令の下、NCI による全米のガン傾向研究で、 全国的に、フッ素化された郡の、若者に「全ての年齢の骨、及び、関節の ガンの割合が増加している」という証拠を見い出している。しかも、 そのような増加は、フッ素化されていない郡では見られなかったのである。 更に詳細な研究において、NCIは、ワシントン州、及び、アイオワ地域で 1970 年代から 1980 年代までの期間に、フッ素化された地域の20歳以下の男性で骨ガンが70 パーセント増加 したのに、フッ素されていない地域では 4 パーセント減少したということを見出している。

私には、かなり決定的なデータだと思えるのだが、NCIは、またも「見かけだけの変化」である、とするためにこれらのデータに「お気に入りの統計学的」操作を加えるのである。

(後略)
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