いびき症の治療は、その重症度と原因によって様々な治療法を組み合わせて行います。 例えば、単純性いびき症では、振動性いびきに対してはレーザー手術、狭窄性いびきに対 してはマウスピースをといびきの性状によって選択します。もう少し重症な上気道抵抗症 候群から中等度の睡眠時無呼吸症候群までは、治療効果を確実にするため、レーザー手術 とマウスピースの併用療法を行います。 さらに重症な睡眠時無呼吸症候群に対してはネーザルシーパップ(CPAP)を主に用います が、その補助的治療としてレーザー手術やマウスピース治療も併用します。特にネーザル シーパップ療法は、生涯人工呼吸器を使用するという不自由な生活を強いられますので、 シーパップからの離脱を強く望む患者には、いくつかの治療法を駆使してなんとか離脱で きるよう援助いたします。 |