人類が生産するフツ素の量の推定
地球的規模の環境汚染物質フツ素の研究環境汚染物質 とは人類の産業活動の発展に伴って環境中に増加しつ つあると考えられている有害物質を意味する、フツ素 は水銀、カドミウム、ひ素といった有毒微量物質の一 つなのである。 フツ素は産業活動に伴い必然的に環境中に放出され、 大気、水を汚染し直接人体を汚染し、さらに大気、 水、土壌を汚染したフツ素はこの順序で植物に吸収、 濃縮され農作物を介して間接的に人体へのフツ素の汚 染を進行させると考えられている。 フツ素は地下から掘り出されるあらゆる鉱物を加熱処 理する過程で環境中に放出されるのであるから、あら ゆる鉱物を処理する産業がフツ素の汚染源と言える。 今回の研究はこのような産業の内で主要なフツ素汚染 源と考えられている石炭、鉄鋼、アルミニウム、リン 鉱石に関する産業での生産量の増加から、人類のフツ 素の生産量を推定してみた。 人類は1950年には約81万tのフツ素を生産していたの が1980年には約 530万tのフツ素の生産を見た、この 30年間に人類は約 6倍のフツ素を生産するようになっ たと言える、フツ素による環境汚染は確実に急速に進 行していると言える、このような現在、環境汚染物質 フツ素を虫歯予防に利用することが人類にとってどの ような意味があるのか考えなおすべき時代なのではな いだろうか。 ホームページ目次に戻る フッ素目次に戻る 次へ