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フッ素と過敏性大腸症候群


フッ素症についての論文集

A.K.スシーラ博士著 p71 

胃腸粘膜の(非骨格性)フッ素症

飲料水中のフッ素が過敏性大腸症候群を引き起こすという可能性は十分証明されている事実である :主な症状は・ 吐き気・食欲不振・腹痛・オナラと腹部膨満感・断続的下痢に続く便秘・頭痛である。

この研究は、他の非フッ素性過敏性大腸症候群の症例を注意深く除いた上で研究したものである。 診断は、胃、及び十二指腸の病変から得られた生検材料の内視鏡検査、及び、走査電子顕微鏡検査によっ て粘膜の“ひび割れた粘土状の外観”から確認された(Figs.15 a 、 b&c )。 更に、このような病変は、 3 〜 12 ヶ月間の骨硬化症のためにフッ化物療法を受ける 患者に見られるのと同じであり、また飲料水中に多量のフッ素が含まれていることで骨フッ素症 になった患者で見られる病変と同じである。

注目すべきことは、このような患者が安全なフッ素濃度(1.0 mg/ リットル 以下)の飲料水に変えた後、 10 〜 15 日で過敏性大腸症候群の症状が消えるということである。 過敏性大腸症候群の症状は、飲料水以外にヴィッツ( viz :練り歯磨き、及び、フッ素洗口液 )、 食品、歯科製品などを通じてフッ素が体内に入ることでも起きる。

過敏性大腸症候群の症状では、主要な原因がフッ素なら、治療に薬は不必要である。 できる限りフッ素濃度の低い安全な飲料水を飲むだけで、症状は 2 週間以内に消えるはずだから。

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