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反フッ素レター'02/10
スコットランド:住民は依然、圧倒的多数がフッ素化を拒否
歴代のイギリス政府はあの手この手でスコットランドの水道フッ素化を策謀中ですが、最近の世論調査によれば、依然99%もの住民(回答者)がフッ素化を拒否していることが判明しました。
2002年9月24日付のグラスゴー・イブニングタイムスによれば、「虫歯予防のために水道やミルクのフッ素化をすべきだと思いますか」という質問に対して、実に99%の回答が「ノー」でした。同じような調査は過去2回行われていますが、その結果は1999年10月の調査で97%、2000年8月の調査で98%が「ノー」との回答でした。
このような調査が繰り返されているのは、依然としてイギリス政府がスコットランドの水道フッ素化を狙っているためです。このしつこさは民主主義の本場といわれるイギリスで起こっているとは思えないくらいですが、フッ素化に関してはこんなことは日常茶飯事。フッ素化運動とはそれくらい異常なイデオロギー運動なのです。
フランス:骨粗鬆症治療のためのフッ素製剤を中止
科学政策や経済動向に詳しい電子メディアであるNutraIngredientsによれば、2002年1月16日、フランスのAFSSAPS(健康に関係する製品を規制する当局)は、いままで骨粗鬆症に効果があるとして認められていたフッ素錠剤等のリスクと効果を再評価した結果、これらの製剤は使用されない方がよいとの結論に達し、製品の回収を行うことなったということです。この中には25mgのフッ素錠剤などが含まれています。
フランスは、パスツール研究所等の権威ある医学研究機関が一貫して水道フッ素化を否定しているため、ヨーロッパの中でも最初から水道フッ素化を行わない代表的な国ですが、その代わり個人の選択にまかせられるフッ素入り食塩や、骨粗鬆症に効果があるといわれてきたフッ素錠剤等の販売は許可されてきました。今回の措置の中には、むし歯予防を目的とするフッ素入り歯磨き剤等は含まれていないようですが、これらに関しての詳細は不明です。
イギリス:ヨークレビュー中立系委員が激怒
イギリスではヨークレビューの後、政府丸抱えの英Medical Research CouncilのWorking Group がフッ素化に関してヨークレビューを好都合よく引用して、一段とフッ素化を推進する道具に使い出してきたことは知る人ぞ知るところです。しかしこのやり方に我慢ができないと、ヨークレビューの著者の一人であるバルドゥイン卿が長大な批判を発表しました。もともとヨークレビューそのものが玉虫色の報告書で、政府のご機嫌を伺うような代物であったのですが、その後のイギリスの推進派のやり方はこうした中立系の学者らをも段々と反対派に傾かせているようです。
ベルギー:フッ素錠・フッ素入りガムの販売を禁止へ
ベルギー保健省は、フッ素錠・フッ素入りガムなどの販売禁止を7月に決定し、8月1日に布告しました。このような措置はEU諸国では初めてです。
ニュースは次のようにも伝えています。「EU諸国ではアイルランドやイギリスの一部を除いて水道フッ素添加を禁止している国がほとんどであるが、その代替措置としてフッ素入り歯磨き剤、フッ素錠、フッ素入りガムなどの販売が許可されてきた。しかしその摂取については骨を弱くするなどの危惧が強く、関係者の間でかねてから論争が絶えなかった。事実、西欧諸国では国民の骨折は増加する一方であり、しかもそれがますます低年齢しつつある。そこで保健大臣は、フッ素の摂取が人間にどのような影響を与えるかについて研究を委託したが、その結果によると、過剰なフッ素の摂取は骨を弱くするばかりか、脳神経系に悪い影響を与えることが明らかになったという。スポークスマンは“これらはあまりにも乱用されすぎてきた”と語った。」
アイルランド:有力紙と医師向け新聞がフッ素化ミルクの危険性を報道
アイルランドは全国の水道のおよそ60%がフッ素化されている点でヨーロッパで例外的な国ですが、近年、斑状歯の流行などがひどくなって、やっとフッ素の有害性が国民にわかり始め、市民や歯科医師らによる反対運動が激化してきました。そして遅まきながら主要メディアがこの問題を一斉に取り上げ始めました。第二党や緑の党がフッ素化の全廃を公約するに及んで、頑固にフッ素化を推進する政府の姿勢に疑問を投げかける論調が
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