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フッ素化を推進したい鹿児島県学校歯科医会が、鹿児島県教職員組合のフッ素批判文書に過剰反応し、上部団体から「お墨付き」を貰おうとしたのですが、日本学校歯科医会の会長は、私見として消極的な見解を示した文書です。理由として、「学校歯科保健は『う歯を減らすこと』を究極の目標としている訳でありません」としています。
同時に同会は、「公衆衛生的視点(集団フッ素応用のこと)とは少し切り口を異にした学校歯科の視点から検討」していること、また「学校歯科におけるフッ化物についてのQ&A」を検討しているとのことです。
気になるのは、フッ素推進派も反対派も「感情的になり過ぎている」などとしていること。冷静さが必要なのはそのとおりですが、子どもの全身の健康にとって重大な問題であり、日本中の学校でフッ素応用が広がっている状況なのに、フッ素論争から一歩退いた姿勢が感じられることです。少なくとも集団でのフッ素洗口をやめるよう呼びかけてほしいものです。
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