ok.p.145

おれの手

ああ 神よ 意に逆らって ふるさとに背を向けて 荒涼とした大都会のド真中へ引きずり出されて 自虐して酒におぼれてもだえる おれの苦悩など聞いてくれる 神など居ないだろうな だから 白い紙に 詩を書いて お前たちへ送るのだ それは 救いを求めるおれの手だ
HOME RETURN NEXT