慢性中毒
  現在の環境汚染物質の人への曝露量は、幸いにして大部分、この無反応量
内であるがいくつかの物質については、この量を越えつつある。この場合
はどうであろうか、
中毒学的には慢性中毒という表現が用いられるが、これは
決して急性中毒の時間的延長ではない。

急性中毒は、その生物の生命維持機能が一時的あるいは永久的に停止した状態
であるが、

慢性中毒では、生物は反応し、適合しようとする状態がみられ、その結果が病
気となって現われる。

したがって現在の環境汚染による生体反応は特殊な例を除いて、不適応と同義語で
環境の挑戦に応じ、それに打ち勝とうとして生存する細胞群の一時的状態であ
る。

きわめて長い目でみれば。適応、進化の準備状態である。

その結果は現在までの医学では推測され難いもので、どんな疾病が現われてく
るか全く不明である。

しかし、それらの病める生物個体の反応、適合の仕方はその生物によってかな
り一定している。

これは慢性中毒の症状で、(1)発癌(2)催奇形(3)寿命短縮などである。


(NOTE:筆者注 成田)
フッ素の過剰摂取によって発症する代表的慢性中毒症状として、
歯のフッ素症(斑状歯)、骨のフッ素症(骨硬化症)が有名である。
しかも、歯のフッ素症は水道水のフッ素化した場合その発症は避け
られないことはフッ素を推進する学者も認めている。
最近では、軽度の骨のフッ素症(骨硬化症)さえ発症することが
問題となっている。
つまり典型的な慢性中毒の症状、(1)発癌(2)催奇形(3)寿命短縮など
が起きていることは当然考えられることなのであり。不思議でも何でもない。
(注:以上)



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