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A surfeit of fluoride
フツ素の氾濫

Geoffrey E,Smith

 多くの権威者達は水道水のフッ素化は虫歯の予防に有効だと信じている、
研究資料にも、水道水のフッ素化による健康被害が出たという決定的な証拠は
無い。しかし、フツ素の毎日投与量の安全性と危険性の幅は狭い。

 歯科医師によるフツ素の応用、家庭でのフツ素の応用は増えて続けて来てい
るが、今日でも人類のフツ素の毒性に関する知識は貧弱なもので、完全と言う
には程遠い。中でもフツ素の慢性、急性中毒を引き起こす量に関しては殆ど確
められていない、フツ素に遺伝毒性があるかどうかの問題にも答えられないま
まである。歯科医達の中には歯のフッ素症、即ち「斑状歯 、白斑エナメル」
は美容上の異常に過ぎないと信ずる者がいる、一方では他の歯科医達は歯のフ
ッ素症を病理学的に無視出来ない重要なものだ示唆している。

 我々は現在、毎日、その数の増しつつある様々なフツ素汚染源、飲み水、食
品、歯科用薬剤、薬品、そして呼吸する大気からさえも、殺虫剤、農薬、残留
化学肥料から摂るフツ素と同じ様、身体をフツ素に汚染され続けている。
 そして、水道水フツ素化の安全性に関する長年の、そして時には感情的な論
争によって、我々は本当に重要な問題即ち、我々は増えている日常的なフツ素
汚染源からの増え続けるフツ素を無事に摂取可能か、という問題から目をそら
されて来たのではなかろうか。即ち、医学、歯科学の専門家がフツ素に対する
態度を再検討する、そして改めるべき時代がやって来ているのであろうか。 
はじめに

フツ素は半世紀以上に渡り歯科研究の主役を演じてきた。1931年、三つの
科学者のグループ [1]は、当時「斑状歯」として知られていた風土病としての
歯の障害の第一の原因が歯の形成期のフツ素の過剰摂取であることを発見した
と発表した。


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