弁当
ようやく五百円取ったぞ

工事場の休憩小屋からとび出して

空になった弁当箱を枕に

おれは地べたに仰向けになった

空がとてつもなく青い

谷あいのみどりが馬鹿みたいに深い


これから五時まで

五百円

今度はおれの番か

今 つめこんだめしどもが

つ ぶ や い た 

持つかな…

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