はどそんのつぶやき2009

いかり・くどき・おもにぼやき・どきり・かんどー・しったかぶり・かくしごとあり・ほらハなし

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12月某日 雪道なら歩ける!
股関節症になってから、歩行が困難になっていた。うまく足が前に出ない。びっこをひいてしまう。もう、半年以上になる。
老化で軟骨が磨り減っているから回復はなし、といわれ、あきらめていた。あきらめながらも、作業療法士に聞いて、体操をしたり、スポーツジムのトレーナーにも相談したり、水中歩行の教室に入ったりもした。やってよくなるよりやりすぎて痛くなることのほうが多くて、だんだん無為になっていた。
 雪が降った。車が出せないほど降った。どうしても出かけなければならない用があって、雪道を歩いて出た。もちろん時間もかかったが、歩けた。??
 ながい長靴、ぬかるんだ雪道、いつもの引きずるようなひざを伸ばした歩き方はできず、行進するときのようにひざを上げて歩くしかない。それがいいらしい。痛みも感じず、歩幅も広がる。腰と足のチョウツガイのふしぎさだ。
 これからも、一人行進してようか。

いたしかたなく雪かきをしているが、これもまだ雪がやわらかいことと、長年の要領のよさが幸いして、心地よい疲れに留まって、よい眠りが待っている。
私にとっては御雪様さまだった。


12月某日 『マクベス』
仲代達也のシェークスピア劇をテレビで録画中継していた。
長いせりふをよく覚えられるなあ、と個人的な感動はあるが、
ふけすぎ。ドンキホーテで引退してもよかったのに。



12月某日 NHKテレビ『坂の上の雲』雑感
 この本を映像化しないように、というのが司馬遼太郎の遺言だったはず。
なぜなら、後半部分は、はなばなしい日露戦争の戦闘場面、舞台は軍隊、登場人物は軍人オンリーになるので、作者の意図がねじまげられ戦争賛美の作品になりかねないから、と遺族が言っていた、のをテレビで見たことがある。
 第3回目がすんで、主人公秋山兄弟と正岡子規の松山ののどかな少年時代、青雲の志で上京した学生時代がおわってしまった。あとは兄弟の陸軍、海軍ばなしだけだ。
 記念館の維持費かせぎだろうな、と家人。でもねえ。

 主人公たちふけすぎ軍人ふけすぎ。
カメラがよくなって、ドーランで年をごまかすことができなくなっている。
10代の役を44歳の役者が演じるのは無理があるなあ。しわだけでなく、首が太くなってくるので若さが感じられない(女は首のしわで年がばれるというが男は太さ)。めばりのアイラインもわかっちゃうんだなあ。舞台ならそれでもいいだろうけど。
 大臣や将軍などの重鎮役も、よぼよぼの往年の名役者ぞろい。明治時代って若者・壮年が活躍した時代じゃなかったっけ。総理大臣71歳?
 そう、カメラがよくなったのです。テレビなのに、映画を見ているような壮大な広がりが出ている。音楽もよくて、期待して見始めたが・・・。
     
 司馬さんがおそれたように、軍服ってかっこいい。でも、今の若いもんは、軍隊を知らないから、歩き方がなってない、ちんたらちんたら歩くな海軍将校!
(演技指導するNHK社員も戦争も軍隊も知らない世代なんだろうね、という私だって知らないのだ、映画を通してしか)



12月某日 いってん大雪
 25年ぶりなんだそうだ。新潟市で12月の大雪は。
その頃は長岡にいたので、どんなだったか私は知らない。

 もっと昔は、新潟の町も雪が多いのがふつうで、そのために雁木通りがあったのだし、私が子供の頃は道路が凍って竹スケートをしたものだった。
長じても、子供をそりに乗せて買い物にいったりしたこともある。雪が降れば小路は車が通れなかったし、貧しくて自家用車もなかったからだ。
 それから思えば、今はいい。長岡のように消雪パイプはないが、市の予算で除雪車が来てくれる。通れない道というのはなくなった。
 それでも、思いがけない大雪で、町中の機能は麻痺しているらしい。飛行機は飛べない。列車は止まっている。高速道路は事故で不通。一般道は大渋滞。だそうだ。

 私は家にこもっている。電気ガス水道が来ていて、幸せだ。
生協の個別宅配のお姉さんは、真っ赤な顔で3時間遅れで到着、ごくろうさま。助かります。



12月某日 眉に住むキンちゃん
 ずいぶん前に、顔に湿疹のできた話をしたことを覚えていらっしゃるか、薬を塗って即、快癒した・・・・はずだったのだが、どっこい、彼は生きていて、ときどき暴れる。

 そのバイキン、キンちゃん、平生はおとなしい。そう、撃沈したものとばかり思っていた。それが、時おり、ぬうっとあらわれて、かゆみを撒きちらすのだ。
たとえば、めずらしくしっかりメイクをしたとき、たまに高級化粧品・美容液・高級養毛剤を使ったとき、かみそりで顔をそるときも必ずや出現する。
ごしごし顔を洗うと赤くなるので、おぬしそこにおったか、ということがわかる。生え際と眉の上とおでこ。

 ふだんは鳴りを潜めているし、ガサガサにもならず色もわからない。これじゃあ、お医者に行っても病気のうちに入れてもらえないだろう。
 そこで、なるべくノーメイクで、無香料化粧品で済ませていると、栄養分油分は足りないらしく、日に日に、肌は萎縮してしわが深くなっている。ついつい掻きむしっているのか生え際も後退している。抜け毛もひどい。キャー・・・。



12月某日 イライザの父の言葉
「はなしてえんだ
きいてもらいてえんだ
わかってもらいてえんだ」 だったっけ?
     −マイフェア・レディよりー



12月某日 失せもの
 推理小説好きな私なのに、ツレの皮手袋を、これで4日も探している。ありそうな場所のロッカー、衣装箱、戸棚、本棚、下駄箱・・これで5度もひっくり返してみるが、出てこない。
 とにかく、春先どうしたのだろうという記憶がない。クリーニングに出したか、いや出していないような気がする。ではどこに片付けたか片付けた記憶がない。この記憶力の減退め。
 おそるおそるツレに
「あの〜職場に置いていない?」 「ない!」
「 あの〜前に乗っていた車のトランクとかに?」 「そんなものわかるか!」
・・・・しーん・・・・
 あーあ。推理小説に出てくる人は、みんな記憶力がいいのです。自分がゆーうつになる一方の趣味の世界だ。



12月某日 望
「絶望」の中にも望みがある。
なあんてね、言ってみると、ちょっとうれしい。


12月某日 おいしい推理小説また
北森鴻の美味しい小説にはまってしまいました。松浜図書館のせいです。ありがとう。
『桜宵』三軒茶屋の住宅街にある、小さなビアバーの工藤さんの名推理とおいしいおつまみで、心地よい眠りにつけます。
それから『花の下にて春死なむ』『蛍坂』と連続読み中・・・・。



12月某日 イタリア人の子育て
なんてお前はかわいいんでしょう、なんて美しいんでしょう、お前は世界で一番かわいい子だよ、神様からお前を授かってなんて私は幸せ者だろう、愛しているよ、
と言ってイタリア人の親は女の子を育てる。貧しくてもお金持ちでも。だから、イタリア人の女性は自信満々に育つのだ、と、イタリア旅行をしてあちらの家庭を見てきたBさんが話していたことがある(原文どおりではないがこういう意味の話をした)。ずいぶん前のことだが。
そうねえ、私たち日本人は、こんな楽天的で、幸福感の満ちた子育てなんかしてこなかったわ、カソリック文化かしら。せっぱつまって子育てに苦しんできて、残念だったわね、この方がずっと幸福だったわね子どもも、と、しみじみ話していたものだった。

さいきん、別な集まりで、当節の子どもは問題児(モンスターチルドレン)が多くなった、家庭環境にも問題が多いという話が出たとき、ふと思い出して、この話をした。共感を持ってくれる人もいたが、Cさんは、「それでもお金があれば、習い事をさせるでしょ、あれも習わせて、これもさせてと親は口うるさくなるわ、それが子供のためだもの、」と反論してきた。・・・あのう、そういうことじゃなくて・・・・・・だってそれが親の愛情だわ・・・
話しても分かりあえない人もいるなあ、と思った。

そして、その場で、日本は子供の人権が守られていないと言う話も出た。けれど、それこそ、昨今はそれどころではない親がかんたんに首を切られる社会状況だし、世界に目を向ければブルキナファソを筆頭に貧困は生存ぎりぎり以下の国も多い。
日本は悪い悪いとマスコミと一部左翼にあおられて私たちの年代は育ってきたが、政権のごまかしと先延ばしに守られて、けっこうのんきなよき時代だったのではないか・・・と今は思われる。



12月某日 やせたねと言われて喜びなさんな
しばらくぶりにあったら別人みたいにやせたわね、といわれて喜んでいるAさん。1年で10キロやせたそうで、毎日プールに行っているのよ、と得意そう。でも、誰もそれ以上は言わないでしょ。やせて美しくなったわねとかは。
気がつかないのが花かな。
やせるとね、(太りたいと思っている私だから言えるのだけど)しわが増えて、ふけて見えるのよ。
すべすべとふくよかな私の友たちよ、むちゃにやせようと思わないでね。
やせたね、というのはほめ言葉でないときもあるのです。やつれたね、老けたねと同義語のときもありますぞ。



12月9日 漱石忌
ひだまりに 猫のねている漱石忌
 今年は暖冬、スキー場では雪ごいをしているそうです。



12月8日 太平洋戦争勃発の日
この日が来るとテレビの特集番組で過去のウソがあばかれていく。ことしは真珠湾奇襲でアメリカの艦船を爆破したのは特殊潜航艇ではなかった、と実証。それを信じあこがれて海軍に入った元青年の目から見たドキュメント。
毎年、なんとなく見ている。



12月某日 
ケータイ復旧しました。ご心配おかけしました (ペコッ)。



12月某日 きょうのトイレ 2題
1) トイレにケータイを落とす、また。
用を足す前でよかった。すぐさま拾う。足したあとでもそうしたでしょうけど。
急いでタオルで拭く、大丈夫、起動する。だけど、
しだいに液晶面が曇ってくる。それにもめげずに、EZウエブでネットを立ち上げて、カキコしていたが、送信できない。それで、内容をコピーして、PCビューアーで送信したら、あらら、文字化けしている。
しばらくたったら、治っている、よかったあ〜。
それから、6時間、ケータイを立ち上げようとしたら、液晶画面がまったく出ない。電話は受けられるが、かけられないし、メールも打てない、ネットも見られない。うーん、困った。
とりあえず、先回と同じように、バッテリーをとりだして、乾燥させて、様子を見よう。この前はこれで、3日後、復旧したのサ。

2) トイレの水があふれる、また。
先回は女性が大勢4人も集まったときで、トイレットペーパーがシャワートイレ用だったのが原因だった。今回は住民は少ないし、??犬のフンづまりか?
トイレットペーパーもシャワートイレ用だった。これも原因かなあ。
この紙は厚手で、濡れてもしっかりしている分、溶けにくいようだ。この家のトイレは外に面していないので、配管は細いのか曲がっているだろうから、治すとしたら大がかりだ。ま、なんとか工夫して使ってみよう。
スーパーへ行って、一番安い、一番溶けやすそうな、PB再生紙商品12ロール228円を買ってきた。半値だ。少し、薄黒いが、不都合はない。なに、硬くても昔のように揉んで使えばいい。いまのところ、水は順調に流れている。高けりゃいいというものではないようだ。




12月某日 海外ドラマ「ディアナ」
BSで放映中の情熱のラテンドラマに、はまっています。
マイアミが舞台なのに、話す言葉はスペイン語。アレッ?
ヒロインの母(大富豪だった)は、夫殺しの汚名を着せられて監獄に、その間に弁護士資格を取って(!)、出所後、酒場で歌手をしながら、のっとり女に復讐する。
さらわれて貧しく育ち看護婦になったヒロインは、いいよった医者をふったら、窃盗犯として訴えられ監獄に、出所後はその医者の机に劇薬を隠し逮捕させ復讐を果たす。
 メインテーマは大富豪の妻ある御曹司と女中同然の看護婦の、運命的な恋なのですが、むちゃくちゃな展開です。
イイモノたちでさえ、恋には情熱的で、夫ある人とちぎったり、偽りの結婚をしたとたんに本命と駆け落ちしたり、死んだことにして別人として再登場したり、あごをあげてフンというポーズをよくしている。
ワルモノたちは、嫌いな奴を陥れたり殺したり脅迫したり火をつけたり、そして情欲はむきだし、・・・ああ今日は銀行強盗も!
とにかくだれもが感情的でわがままで、考えがなく、おろか。いったいなんなのこの人たちはと唖然としながらも、つい見入ってしまう。
そして、これが人間の本性かとも思ったり。
 CMを見てやっとわかったことには、なんと、これはベネズエラのドラマだったのです。なるほど、ラテン系って、こうなのかしらねえ。
前作のメキシカンドラマ「マリーナ」も、同じように、子供ができれば何が何でも責任を取って結婚しなければならないし、子供には無償の愛を注ぐし、無実の投獄あり、殺人あり、それでもヒロインは決してめげない美女だった。
そして、ゴージャスで、マッチョで、庶民にはあこがれなんでしょうね、と庶民の私も、はまっているのです。



12月1日 師走
いそがしくとけいのうごくしわすかな   しき?



11月某日 ナイトキャップ
 あいかわらず軽い推理小説がお気に入りです。その私の好みを知ってか知らでか松浜図書館では「おいしい推理小説」特集をしてくれていて、うれしいです。
天地人の作者の火坂 雅志の『美食探偵』、彼のほかの著作よりずっとおもしろい。明治時代の実在の美食小説家を探偵役に仕立てている。
近藤史恵の『タルト・タタンの夢』は料理長がお客の注文する料理をヒントに不可解なことの謎を解いていくので、話が美味しく、たのしく、ホロリと落とす。
 今週は『パンプルムース氏のおすすめ料理』を借りてきました。表紙のマンガが軽やかだからですが、作者は、マイケル・ボンド。
そう、あの『くまのパディントン』の作者なんですよ。「大人たちに贈るドタバタ・グルメ・ミステリ」ですって。たのしめそう〜。



11月某日 車
7月7日に車検期日が来て、走行距離15万キロをすぎた愛車アコードを会社御用達の自動車会社に預けて(もう廃車されているかも)、ながなが代車を借りつづけている。レモンイエローのフィットの中古車を探してもらっているのだけれど、ないのです。県内中古車市場には皆無。うーん、どうしよう。
余っている車を都合してくれているので、しょっちゅう代車は替わっている。それで、今、何に乗っているのか、自分の載っている車を覚えられない。ケータイで写真を撮って、駐車場でそれを見ながら車を探しているありさまです。
マーチ、フィアット、5ナンバープリウス、プジョーオープンカー、3ナンバープリウス、ホンダライフ、スズキの軽、
そして今は旧式のカローラU。いまにもエンストしそうなエンジン音。あすはどうなるだろう。



11月某日 小春日和の一週間
先週とがらりとかわって、穏やかで暖かな一週間でした。
ガタの来ている骨身を忘れて、ついつい庭に出ていた一週間でした。
 夏に切り倒した松の周辺を花壇にすべく、鍬を振るうも、腰に響き、しゃがんで鍬を打っていました。切り株も邪魔なので、その後に買った立ち木用ノコギリで一日50回引いてやめ、引いてやめして、一週間がかりで、地面の高さに切りました。土の消毒用に消石灰をまいたので、2週間たったら元肥の油粕をまきましょう。そして2週間たったら、春に咲く花の種に、球根に植えましょう・・・
あ、そのときは、もう12月になってしまいますね、まにあうかしら。



11月某日 いつまで応援できるか
民主党。
強行採決に、マザコン疑惑。
地震予知装置販売100個の取引が、国の予算削減の余波でキャンセルになったと弟はぼやいています。身近に影響が出ています。



11月某日 この1週間の仕事
飯炊き・洗濯のほかに
月曜 玄関を拭く
火曜 障子の桟を拭く
水曜 台所のガスレンジ周りを拭く
木曜 球根用の穴を掘る、落ち葉掃き
金曜 雑巾を縫う

  と、まあ、やたら働いたように書いていますが、それしかしていない。しかも、それは私には大仕事だったと、くどきたいのです。

 めったに、来訪者のない家なのに、月曜は30キロの自家製米を届けてくれる方が来訪、火曜は障子紙張替えの職人さんが来訪、水曜はガス会社の人がカレンダーお届けに、木曜は宅配便屋さんに、と目白押しの週でした。
 ふだんは、腰痛の原因になるといって、掃除機、箒は、家族に頼んで私は手を触れない生活をしているのですが、人が来るときはそうも言っていられない。これでも人目は気にするのです。
 ガス屋さんには、ついでにガスレンジの不調を話して点検してもらいました。これは予告ナシの訪問だったので、台所に通したときは、調理台の上は調味料に鍋に散乱し、シンクには洗っていない食器がびっしり、ガスレンジ周りは油汚れに、こぼし汁のしみだらけ、換気扇カバーはまっくろ。
ふだんの、いいかげんな暮らしぶりが丸見えでした(冷や汗&赤面)。それで、急遽、ごしごしふきふきしたのですが、まったく後の祭りですわ。

 それでも、ぐーたら主婦は、ちょっと働きモード(マメコが来た、と我が家ではよんでいます)。
雨続きの一週間でしたが、晴れ間を見ては庭仕事も。レンガを組み替えて花壇を広げたり、たのんである松ノ木剪定のシルバーさんがいつくるやらなので、高枝バサミで枝落しもしました。
夕食後のボーっとしてる時間も、タオルを切って、台拭き作り。手仕事をしていると気も治まります。(家人の体調が悪くて、医者がよいをしていて、これでも心配していたのです)

で、おおいに働いて、気分は爽快なのですが、当然、足と腰はダメージを食らっています。グータラが体には良いのです。困った困った。



11月某日 民主党政権
岡田さんと管さんと、どっちが先に倒れるだろうね。胃に穴が開いているんじゃないか、と気の毒になるほどゲッソリ疲弊している。
あら、オバマさんも、やせたねえ。
改革の旗は振り上げたものの、どちらの国も苦難の道のりだ。ガンバ。
なんにもできないさ、という見方もあるけれど、こちらへ向かっていこう、という指針があるだけ、ましです。長い目でみてほしいよね。



11月某日 塩キャラメル
森永の塩キャラメルがマイブームです。
飴や、チョコを食べるとその甘ったるさに、飲み物を飲まないとおさまらなくなる私なのですが、これは食べっぱなしができます。塩の味は感じないのですが、ほどよく調合されているのでしょうね。



11月某日 柿のトラウマ
家人は柿が嫌いである。食べるのも、見るのも嫌だという。なぜかというと、実家に柿木が数本あって、それは渋柿の木だったらしい。そして、秋になると、柿の実もぎ、焼酎つけ、が男の子だった彼の仕事として毎年強制させられ、その仕事が大嫌いだったからだという。だから、秋らしいあの美しい朱色にも嫌悪の情しか湧かないそうだ。

 気の毒に、美味しいのに。という私は子供のころ、都会の町の中に住んでいたせいか、柿の木に実がなっているのを見ていない。果物屋の店先でも真っ赤なりんご、黄色いバナナの記憶しかない。柿を食べていた記憶もない。売っていたのかな。
 大人になって、柿の木がある家に住むことになった。その木は甘柿だった。いい歳をしても木登りはおもしろかった。そして、手入れも要らず、こんなに簡単に美味しい果実が只で食べられることに感激した。その頃、佐渡のおけさ柿をもらうことがあり、柿のおいしさに目覚め、自分でも渋柿を手に入れて焼酎にヘタをつけ、ビニール袋にいれ口を閉め2週間、わくわくしながらアクの抜けるのを待ったものだった。
 しかし、家人はやっぱり嫌だといって口にしなかった。焼酎に対しても、こんなものは飲むものではない、柿のヘタにつけるものだ、と言い張って飲まなかった。時代が変わって焼酎がもてはやされていてもだ。
小さい男だなあ、幼少期のトラウマを引きずって。柿は万病の薬といわれているのに。こんなにおいしいのにねえ、と、家の中では白眼視されていた。最近は小さく切ってヨーグルト和えにして、こっそり食べさせていた。

それが、故郷の同級会に行ったときのこと。そこはおけさ柿よりも歴史のある柿の産地だった。「おれは柿は大嫌いだ、この季節どこの家に行ってもザルに山盛りででてきて、宿屋に行っても山盛りで出てくるが、見たくもない。さんざんもがされて、つけさせられたから、うんざりだ」と同じトラウマを半世紀以上引きずっている旧友に出会って、彼は、同士を得て、心強くホッとしている。
(人は自分の歴史を生きているのね。)



11月某日 ほうれい線
若い子はほうれい線(鼻からあごにかけての線、つまり笑いじわ)を気にして、それを消す化粧クリームなぞに、血道をあげている。なにをやっても、、年をとりゃ、消えないのに。
今は写真を撮るときは、笑って写る。そうするとほうれい線は笑いの中に消える。目じりのしわも、ひたいのしわも、口元のたてじわも。。
そう、年をとったら笑って、ごまかすの。なにもかも。



11月某日 白鳥
「白鳥はあんがい、いじわるで、(観光客が投げた)エサを雁が食べようとすると頭をくちばしでつついて、じゃまをするんだよ」と瓢湖へ行ってきたという同年輩のおじさんがいう。へぇ〜。福島潟の休憩所の縁側で、のんびり遠山の雪を眺めていると、タバコをふかしていた人が話しかけてきた。空を白鳥が横切っていく。話を続けたかったが、煙が流れてくるので、「では、ごゆっくり」と、と引き上げてきた。


11月1日 月
『今夜も生でさだまさし』を見ている。また。あなたの見たいちばんの月は?という設問で、彼は峨眉山でふるえながら見た月、と答えている。あなたは・・?
私も思い出した、月見草の大株の上に上がった真っ赤な大きな満月・・そのうち書こう。



10月某日 夜の子どもたち
日暮れて、ライトを付けて車を走らせていると、その光の中に、子どもの一群が。めずらしいなあ、こんな時間に。追い抜き際に、あれっ、っその子たち、黒いとんがり帽子、黒いマント・・・、なに?これ?
ああ、ハロウインだわ。日本の片田舎でも、ご近所さんと楽しんでるのねえ、はじめて見ました。



10月某日 国会中継また
自民党は新鮮な顔ぶれ。沖縄の女の子に、沖縄だけが米軍基地の重荷を背負っていると文句を言わせている。これに、反論はしがたい。一方、共産党は、相変わらずの古株だねえ。そう言ったら、他に人がいないからだろ、と傍らから。そうか、当選した新人がいないのか。
私が、首相の答弁に感激していると、どうせ虚偽献金でやめるんだろ、と傍らから。そうねえ、賄賂ではないし自分の金を出しているんだけど、虚偽表示なんだろうねえ。でも、「かくありたし」という希望と夢をくれる政治家は、貴重なんだけどね。



10月某日 国会中継
いま国会中継がおもしろい。
衆議院での質問は谷垣自民党総裁の、ばかりが新聞種になっているが、西村君の質問がもっと良かった。自民党にも、こんな滑舌なめらかで、的確な質問のできる、顔も良い若い衆がいたのに、驚きだ。去年まで我が県代表だった六左右衛門の自分の業績を威張る我田引水の質問とはおお違い。時代が変わった、自民党にも期待ができるかな。
民主党からの質問はしないというのは然りと思っていたら、なあんだ、参議院ではやってるよ、これは我田引水。



10月某日 友愛革命ー首相所信表明
人が生きていくのに必要なことは
愛されていること
ほめられること
人の役に立つこと
働くこと
 
また
「評価され
感謝され
必要とされること」だと。
 
こんな言葉を、国会の場で日本国の首相の言葉として聞こうとは。
胸が熱くなりました。ほんと、そのとおり。
演説は長すぎるし、声は短調で泣き節で好きではないけれど。、理念と方針をしっかり語り、いいじゃないですか、どう運営していくかはこれからでしょう。
弱いもの、少数のものも、捨てない政治を期待しています。


10月某日 また失せ物
 たわしがない。蛇口の前の水切り棚にあるはずなのに。
洗い桶にも、調理台にも ない。鍋にも、水切り籠にも入っていない。ゴミ箱を探す。生ゴミを引っかき回すがない。
昨日はあったよ、の声あり。じゃあ、捨ててはいない、この家のどこかにあるはずだ。もう一度、ゴミ箱を徹底的にひっくり返す、ない。ない。まただよ。あーあ、考えるのはやめよう。買い直せばいいのサ、と自分の気持ちに区切りを付ける。

 食器洗いを終えて、排水溝にたまったゴミを捨てようと、ゴミ取りザルをはずすと、その排水溝の底に、たわし殿は、つんとすまして立っていなさった。

 こんな夜は、テレビの、渡辺謙(新津出身)樋口可南子(加茂出身)主演の映画『明日の記憶』に見入ってしまいました。これは若年性アルツハイマー病の話です。わたしが発病しても、もう若年性ではないですね。
夫に あなたは誰ですか、と言ってみたいものです。それも、妄執からのがれる一手なのかもしれません。



10月某日 夢 
 初めてのキッスを語るという会に出ている。わたしの順番は最後で、誰かが、話をしている。こういうときは人の経験談なんか聞いていない。自分はどういえばいいのか必死で考えている。この設定もおかしな、へんな夢だ。寝る前に「探偵ナイトスクープ」を見ていたからか。
 その日の探偵の内容は、夢で号泣するわけを知りたいという依頼。小学5年から高校1年までつきあってた彼に、とつぜん別れを告げられたときのこと(もう15年前のこと)を夢に見ては号泣するのだという。それも何度も見る。今は幸せな結婚をしていて、なぜ、こんな夢を見るのか、それを探偵してもらいたい38歳の女性が依頼者。おかしいので、つい見入っていた。
まず催眠療法で、その夢は別れの真相を知りたいという深層心理からだ、と診断される。探偵はその元カレをさがす。対面すると、彼は彼女のことをよく覚えていない。別れを言ったことも覚えていない。で、この交際というのが、そもそも彼女の思い込みだったのだ、という結論に達し、依頼者の彼女も、なあんだとスッキリ。
半子どもの頃の恋は思いこみかあ。だからなの?自分のウン十年前の恋バナが浮かび上がってきたのは。ウフフ。



10月某日 流星をみたい
星空を見て感激した翌日、ラジオで、今、オリオン座周辺で流星群が見られているという話をしていた。
そうか、よし、今夜は田んぼの中までドライブしてしっかり見よう、と思った夜は曇っている。



10月某日 おうちをでると
「おうちをでると そらがある」は よだじゅんいちの詩。
今、深夜の12時、いつものように、犬のおしっこに、外へ出る。
おうちをでると オリオンがいる 
  冬が近い。次の満月は11月。きらきら、星だけがまたたいている。
と思ったら、ちかちか、飛行機の灯りも、そらを横切っていく。
おやすみなさい そら。
おやすみなさい いぬ。



10月某日 失せ物
車のカギがない。出かけようとして、いつも掛けてあるところから、手にとって、しばらく持って動いていたような気がするが、いざ、バッグを持って車に乗ろうとしたら、手にカギがない。ポケットにも、バッグにも ない。もどって、部屋を見るけれど、見あたらない。なくすわけはないし、家の中にあるはずなのに、見あたらない。そんなはずは。直前何をしていたっけ?そうそう、米をといでいた。米びつを見て、ない。何を買ってこようかと冷蔵庫を開けていたから、冷蔵庫にしまったか?ない。トイレ?ない。洗面所?ない。そろそろパニックになってくる。口に出して、どこだどこだとわめく。誰もいない。ああ、この失態を知られずにすむ。けれど、この切迫感・情けなさを誰かにぼやきたくて書いている。
 ものの30分も、家の中をウロウロ歩き回った。家中の部屋を見、引き出しを開け、棚を見、机の下もベッドの下もかかんで見た。泣きたくなる。ぼけたなあ。
そして、少しずつ行動を遡って反復するが、順番は思い出していない。ここまで書いてきたのだから見つかったのは、ご検討がつくだろうが、洗濯物を畳んだ籠の中から見つかったのだ。出がけに、居間にあった籠を出したままではみっともないとベッドの上に運んだとき手に持っていたカギを一時置いたのだろう。
自分の行動に責任も記憶も持てない私であることよ。とほほ。
 ここはぼやきコーナー。ぼやかせて。




10月某日 飲んだら乗るな
「飲んだら乗るな」の標語通り、お酒をふるまわれて、帰路は代行を頼んだ家人。えらい。その代行さん、車庫入れのバックでコンクリート壁にぶつけてどないするねん!そういうときは助手が誘導するもんでしょ。
おいおい、また代車ですよ・・・・。(この話はまた)


10月某日 D言葉
私は、知らなかったけれど、Dではじまる御法度ワードなんですって。
たとえば、・・だって、だけど、でも、どうせ・・・などなど。
前の言葉を打ち消すネガティブワード。
相手や自分を否定するときに出る言葉だけに、ビジネスシーンはもちろん、恋愛や人間関係でも、使うとロクなことがないと言われている。」のだそうだ。
このD言葉は・・・わたしの常用句でしたわ。
そういや、人生ロクなことがなかったわね。後の祭り。




10月某日 稲ワラ焼き
昔は風物詩だった。刈り取ったあとの秋の田に、藁を焼くなごみの匂いと共に、霧のように白い煙が漂う。その匂いも風景も好きだった。
でも、今は息苦しくなる。せきこむ。アレルギーが起きるのだ。
こんな患者がふえてー複合汚染のなにかなんでしょうねー禁止されたはずなのに、見張る者もいないから、けっこう藁の中に煙突を立ててやっている。夜になるといちだんと、この霧が濃くなる。やめてくださーい。外に出られない。
時代とともに人間も変わるんです。昔よかったからといって今も通用するとは限らないんです。愛煙家さんも、聞いててくださいね。昔は平気だったのです。もうもうと紫煙煙る中で飲んでいても。



10月某日 泡カラー
そういいながら、私は白髪染めをする、濃い茶色に。先月から自宅で染めているのだ。
この前は分け目をつけながらブラシで染めるのに手こずったので、今度は「ブローネ泡カラー」を買う。
CMでは、シャンプーするように泡でもんで染められるのをうたい文句にしていた。楽だなあと惚れ込んで買ったけど、パラパラと毛がたれてきて、顔にへばりついたりして、顔も耳も、染めてしまった。
これは980円。より安い。美容院の料金は手間賃なんだねえ。
しょうがない。欠点:顔も染まる 長所:髪がすべすべ、痛まない。(では、美容院の染料の原価は???)



10月某日 中高年男子の毛染め
たまに行く店の同年配の男子店員が薄茶色の髪をしていてぎょっとした。白髪がふえたから?でも、その茶髪は作業服に似合わないと思うよ。オシャレ染めなんでしょうけど、歳をとったヤンキーにみえる。
彼は短髪だけど、やけに髪を長くしている中高年男子もいるよね。いかがなものか。気が若いんだろうか、でも外見は老けてるんだよ、気がついてよ。
それより、ただめんどくさくて昔のままでいるファッション性のない男かな。
この辺だったら、無難に黒く染めてる方がいいんじゃないか、自民党代議士先生のように。
そうそう議員さんといえば、あまり茶色いのは、品がないんじゃないの、原口君。(もっとも、この人のは選挙焼けかも、大臣になったら黒くなった)



10月某日 「150歳以上高齢者が続出」という辛坊さんの予言 A
 辛抱さんがいうには、100歳も120歳も若い人には見分けが付かない。親に入れ替わって子が年金を取りに来てもわからないので、死亡届を出さずに親の年金で暮らす高齢者が現にいる。生活苦のため葬儀を出せず、死亡しても届けないで放置、隠蔽しているケースもある。
 今回の「4万余人の100歳以上の高齢者」という発表も、本人確認ができているのは2万人だけである、と厚労省の担当者は9月27日に辛抱さんの電話取材に答えた。
 であるから、実際には生存していないのに、統計的社会的に生きていることになっている高齢者の数はこれからも増え続けるだろう、というのが氏の主張である。・・・・ありうる。



10月某日 新聞の
広告欄に『折れそうな心の鍛え方』日垣隆 著(幻冬舎)のキャッチコピーに「弱くたっていい。しなやかな心を育てよう。」とある。ふむふむ。「苦手なことを無理してやらない」そうだよねえ。「人に話して毒を出す」聞いてくれる人ありがとう。そういう人がいればカウンセラーは入らないねえ。買いたい気持ちを抑えて、図書館から借りよう。本棚満杯だし、なんども読み返さないだろうな。



10月某日 テレビの
岸部四郎を笑えない。私も腹筋運動、1回もできなかった。
兄の岸部一徳や沢田研二らといっしょにグループサウンズのタイガースの一員だった。その後、夏目雅子の三蔵法師と一緒に演じたTVドラマ「西遊記」の沙悟浄で人気が出て、ワイドショウの司会を、(つまらなそうに)していた人。後年、脳梗塞を起こして、人生を投げていたところをTVワイドショウ「ミヤネや」がかまっている。
ほっといてくれという全くやる気のない本人を担ぎ出して、ジムで体力測定をさせているのだ。60歳なのに70歳の体力。なんて番組だ、失礼な。だが、まてよ、そうか、観ている人に、まだ私の方がまし、と優越感を持たせるんだなと思ったのだが、人のことは言えない。私も・・・できなくて・・びっくりした。



9月29日 朱鷺放鳥
去年、むりやり木箱から追い出すという放鳥の仕方は失敗だったといって、今年はゲージの入り口の網を巻き上げて、そうっと出て行ってもらおうという方法をとった。
さて、10時45分の放鳥開始から1時間、出て行った朱鷺は一羽、とTVニュースは伝えている。朱鷺さん、じつは、わたしんちの子のようにおくびょうで内気な鳥だったのね。
お家は残しておいてやろうよ。



9月28日 「150歳以上高齢者が続出」という辛坊さんの予言 @
 先日、百歳以上の長寿高齢者が43300人という厚労省の発表があった。
エッ?そんなにチョー老人が多いの?しかも、その87%は女性だという。女性の平均寿命は88歳だったっけ。そんなに長く生きなくちゃいけないのかなあ、とげんなりしていた。
 そこへ、昨日の「たかじんのなんでも言って委員会」で辛坊キャスターが、これからは150歳以上の高齢者が続出すると予言した。出席者はみんな、はじめはNO!と言った。そうだよね、生物的に120歳が限度だと言われているよね。
「社会学的に、ですよ」と辛坊さん。解説を聞くと最後にはみなそうかそうかと賛同したのだ。私もなるほど、と納得。
あなた、どう思う?   あとで詳細をつけたしますね。



9月27日 新潟国体
張り切っているのは地元紙、新潟日報。
きょうの朝刊は一面の全紙で開会式風景の写真を載せている。
昨日のテレビは上手に避けていたが、観覧席、正面でさえ空席が目立つのがバレバレになった。地元でも人気はないのね。



9月26日 ♪に〜いがたこくた〜い♪
☆他県の方は知らないでしょうけど新潟で国体が始まりました。スポーツニュースは相撲と野球ばかりです。全国的には国体なんて注目度は低いんでしょうね。新潟市内は道路が混んでいるそうです。
☆よく行く町の図書館の隣の福祉作業所に、きのう平成天皇皇后が来訪したとTVニュースが言っていた。そこの食堂のうどんは安くて美味しいので、ときどき行ったことがあってTVにでてきてびっくりした。こんど行くと天皇の写真が飾ってあるんだろうな。
☆私は山口国体の入場行進に参加して、昭和天皇皇后の前で手を挙げて歩いた事がある。選手ではない、部活のマネージャーでしかないのだが、全員行進だったよき時代のこと。今回は代表だけが歩いて、他の人たちはグラウンドで先に待っていた。延々続く行進は時間の無駄か、天皇のお加減を気にしてか。この方が時間短縮でいいね。
☆45年前新潟で国体があった。その時の歌♪に〜いがたこくた〜い♪を私は歌える。マスゲームにかり出されていたからね。当事者だった。その1週間後、地震があってその年はたいへんな年だった。ことしは無事に過ぎて欲しい。
☆その頃は旅館がたりなくて、市民が協力して選手を泊めた。うちも民宿になった。母は料理講習会に行ってはりきっていた。埼玉県の陸上競技高校の部の選手が泊まったが、その後もしばらく交流があった。一人は日産に就職してサニーに乗って再訪した。人情の残っていた昭和のお話。今はどうなんだろうね、よそごとのような気がする。
☆開会式をTVで見ていた。炬火(聖火のこと)最終ランナーが炬火台に火を近づける前に、ボワーッと火が燃えあがってしまった。大失敗だ。しかし、アナウンサーはそんなことなかったかのように、アナウンスを続けていたが、見たぞ見たぞ。
☆町は柔道競技の会場になる。そうか、それでか、マスコットのトッキッキが原信近くの道にかざってある。ひこにゃんほどではないがかわいい。



9月某日 ブルキナファソのロロペニ遺跡
 考古学には興味のあるほうの私だが、1000年以上前の金鉱山の世界遺産だとTVがいっている、この遺跡は聞いたこともなかった。ほとんどの人も知らないだろう。ブルギナファソにあるというが、それが国の名前で、その国がどこにあるかも。アフリカのガーナの北に位置するサハラ砂漠の南端国だ。

 「天空の城ラピュタ」の主題歌「君をのせて」は、大好きな歌だ。
「あの地平線・・・・たくさんの灯がなつかしいのは そのどれかひとつに君がいるから・・・」の歌詞が、人のつながりがその土地への愛情になることを言葉にして私に教えてくれた。口ずさむと、心がほっこりする。知った人が住んでいる土地はとても気になる、京都の天気どうだろうと、テレビで全国天気予報をしていると気になって見てしまう。会ったことのない知り人が住んでいる土地にも愛着を感じる。友だちの友だちは友だち。飛行機で帯広の上を通ったり、丸亀を通っても、親しみを感じるのだろうな。

 去年までは、国名も知らなかったブルキナファソ。もう金はでないのか、ポリのゴミ袋が舞うアフリカ最貧国。大使館のHPでは「自分の身は自分で守る観光地であっても、人通りの少ない路地等には入らない。夜間の外出は避ける。いわゆる危険とされている場所に近づかない多額の現金、貴重品を持ち歩かない。 犯罪にあっても抵抗しない。 見知らぬ人を安易に信用しない。 ホテルの中でも安心しない。」との警告が。!?

 そこに友の四男坊が、マラリアにも打ち勝って、海外青年協力隊(あれ?ジェトロだったかな国連だったかな)で働いている。アフリカが身近になった。がんばれ、しょうちゃん。

 友だちが住んでいる土地に空爆はしないだろうな。アメリカは国際交流が希薄なのだろうか。



9月某日 〜の香り
昼、郊外へいけば、といったって、家から2分も歩くと、そこは田んぼ、この連休は稲刈りの真っ最中。そばを通ると新鮮な刈りたての稲ワラの香りがぷ〜んとする。いい匂い。
夜、庭に出るとトイレの芳香剤の臭いがして、えっと立ち止まる。ああ、キンモクセイが咲いたのだ。この花に巡り会う前に小林製薬のトイレ芳香剤に出会ってしまった私たちは不幸ね。



9月某日 イミテーション
「イミテーションをこえたクリエーション、誰もはじめはまねからはじめるのだ」とはお気に入りテレビドラマ「派遣のオスカル」で上條恒彦演じる老調香士の言葉。じ〜んときたので、メモ。



9月某日 友愛革命
鳩山一郎の孫が総理大臣になった。祖父が初代総裁だった自民党を倒したのだ、世はひっくりかえった。庶民では決してない庶民派のエリート。小沢一郎に付いていこうという気にはならないけど「友愛革命」には、付いていってもいいと思わせる友愛ムードはある。教育ママならぬ金星人妻がついているのは、ま、現代的かな。
うまくいこうがいかなかろうが、政権が数党で交代交代になれば、汚職も利権も減ると思う、そこに期待している。

さて、友が少しいて、愛があれば、なにもいらない、と思ってきた私だが、「いつまでもあると思うな、親と金」の格言は変えた方がいいね。いつまでもあるのだ親は。いつまでもないのが愛。愛が消えたときは・・・お金があった方がいいね。

そのお金のない老後がえんえんと続く長寿時代を、なんとかしてくれるといいなあ、鳩山さん。



9月某日 「友だちがいない」
 ボランティア仕事で一緒になるBさんは「私、友だちがいないの」という。
おいおい、そんなこと言っていいのかい。
私も近所には、全く、全く友だちがいないが、口には絶対出さないぞ、変人に思われるからね。
この歳になって、お茶飲み友だち、しゃべり友だち、ランチ友だちがいないなんて、それも、生まれながらの土地に暮らしていて、小中の同級生もいるところでしょ。性格的に問題ありと、思われるよ。
実際それを聞いて私は引きました。

 私は、今住んでいるところに、友だちはいない。子どもは手が離れ、仕事もなく、それがらみのおつきあいもなく、私自身は定年後のような暮らし方をしている。
ご近所の奥様がたは、病気療養の方をのぞいて、みな働きに出てる。スーパーのパートだったり、介護ヘルパーだったり、家でゴロゴロしているのは私くらいだ。だからご近所さんとお茶飲みすることがない。
 何か活動をはじめれば、仲間や友だちもできるだろうと期待していたが、気を許せる人とはなかなか巡り会わないものだ。ますます寛容さが欠けてきたのか、肌の合わない人と無駄な時間は過ごしたくなくなる。うちの事情もあって、自分の話はしたくないし、体も不自由なので、あまり出歩けない。

 でも、私には古くからの(数人の)大事な友だちがネットの向こうにいるゾ。
見知らぬ友だちも電波の向こうにいるしね。



9月某日 冷凍食品
生協の冷凍簡便食品を私はいつも冷凍庫に詰めている。
王将のぎょうざ、松屋の牛めし、中華丼、五目うま煮丼、国産うなぎ、などなど冷凍庫に入れてあると安心していられる。こちらに越してきてすぐ、風邪をこじらせて買い物に出れず、なにも食べるものがないなんてことがあったから。ツレの夕飯には出せないが、昼飯には便利。
 先日、新メニューで、「ホクホクいも天」(あたためるだけで天ぷら!)というのを買って、ホクホクしていた。オーブントースターで温めて、うどんに乗っけると天ぷらうどん〜♪
 「いいでしょ」と自慢モードで言ったら、「天ぷらを冷凍しておけばいいのね」と返事が。あ、そうか、なあんだ。その手を思いつきませんでしたわ。

 夏にツレの故郷から大量に到来する枝豆、冷凍しておいてくださいというが、冷凍枝豆をツレは嫌い。いつも必死で食べきっていたが、遠くの娘は枝豆を皮をはいで冷凍をした。なあんだ、そうすれば、料理にいろいろ使えるし、場所もとらないわねえ。さっそく、マネしました。負うた子にも教えられています。



9月某日 『派遣のオスカル』
 NHKの金曜TVドラマがおもしろい。原作はマンガ、そのネタもマンガの「ベルサイユのばら」、ときどきオスカルやフェルゼンが出てくるし、主役級の若ぼんは漫才のチュートリアルの徳井義実、ばかばかしいドラマかと、つけっぱなしTVで、見るともなしに見ていて、はまってしまった。
 主人公勝子(田中麗奈)は化粧品会社の派遣の社員。正社員からはバカにされ、仕事を押しつけられ、屈折した日々を救うのは愛読書のベルバラ。ココに出てくる名言が彼女の奮起の力になる。「たまこめ〜突撃〜」と、窮地に力を出すのだ、オスカルになりきって。
 前向きに頑張る子を見てるのは、気持ちがいい。
果たせなかったとしても、こうありたい、これをめざして、という夢と希望を持っていたい。そのときに力も湧いてくるのよね、涙もね。

政治もそうだ。夢と希望と哲学をください。
オバマさん、国民皆保険制度と核廃絶がんばってください。すぐに実現できなくても、それにむかってほしいです。
民主党の高校教育無料化大賛成。(公立だけでいいけどね)
自分が最下層に産まれていたら、の視点で私は政治を考えています。それでは、国力がつかないという人もいるけれど・・・。

 あと、『ソクラテスの人事』も観ている。数人のタレントから企業が採用する人を選ぶテスト番組。どういう人材を企業は欲しがっているかがわかるから就活している人必見。
 でも、出演しているタレントの意外な個性や気働き、性格の良さがみえてきて、この人が人に好かれるのはここか、と納得できるのでおもしろい。独創性、協調性、人の意見を聞くこと・・・私たちがどういう人間になっていったらよいのかも示唆されているように感じて、それもじーんとくる。



9月某日 「クソばばあ、うざい!」
 子どもたちのための活動を長らく続けているAさん、
この夏、小学校中学年の男子達から「うざい、」「しらがのばばあ、」「ばばあの車は臭いから乗らない」と、暴言、無視を受けて、すっかり落ち込んだ。食欲がない、行きたくない、気が滅入る、傷つくわ、としょげている。今まで、ずっと人の相談にのってあげてきた人だけれど、自分にその矛先が向かってきたのははじめてらしい。
仕事を持ち社会活動もし、公けとは戦い続けてきたりっぱな強い人だが、自分自身の容姿罵倒・人格無視の振る舞いを受けたことはなかったようだ。(今まで幸せだったのね。私なんか毎日人格無視されてるわよ。これ辛いのよ)
 気持ちは「はたちのまま」という元気印のAさん。母の残した古着物を普段着に、ぞうり履きで颯爽と車を乗り回す。
お歳は私の一周り上。白髪でノーメイクだから年相応なお顔だち。
 古着のパッチワーク小物を愛用し、その文化を子どもたちに伝えたいというが、子どもは「きったない」と拒否反応した。子どもから見れば古いものは不潔、新しい清潔なものが好きというのは、ごく自然な気がするが、彼女は気がつかない。気の毒だけど、子ども感覚とのズレが大きくなってきたかな。
 「心年齢」と「見た目年齢」もどんどんズレていきます。負けるが勝ちで、これからは思いやってもらいましょうよ。



9月某日 プール通い
9月から、ゲリピーでない平日は毎日プールに通っている。えらいゾわたし。
 15分くらい、「むかしむかし、あるところに・・」とぶつぶつ言いながら歩いて、200メートルゆっくり蛙泳ぎをするのを日課にしている。うち、25メートルはクロールをするが心臓がバクバクしてくるので、それでやめる。
人の来ない時間を狙っているので、昼飯時夕飯時に行くことが多い。うちの夕飯は世間より遅いのでO.K。たまに一人っきりで25メートル8コースのプールを独占してる、いい気持ちだ。
そうやって、鍛錬していけば筋力が付いて足腰もカイゼンするかというと、そうは問屋が卸さない。きのうは足がつって、途中放棄。ビッコを引いて帰ってきた。



9月某日 白髪染め
矛盾していることばかり言っていますが、私、白髪染めをしました。 叡智に輝く老境には至らず、みっともないだけの一般人ですから。
きれいにゴマシオになるか総白髪になるかならかっこいいのに、そう、きれいなとしのち取り方にはならなかった。前半分白く、後ろ半分黒いままもおかしいからね。
 お気に入り美容師さんのいる街の美容室には行かれず(ここは8000円)、スーパーの美容室のは髪が傷むし(ここは5000円)、長く椅子にすわっているのしんどいし、じゃあ、自分でやっちゃうか。
洗面所で中腰になって髪を洗うのが腰痛のとき全くできなくて美容室に行っていたのだけど、1時間以上すわりつづけるのは、ちょっとねえ。時間的には、自宅染めが楽?
 コダマ薬局ヘ行って白髪染め剤を探す。美容室の料金と比べれば、なんて安いの!で1554円の最高級品をゲット。(これで2回分ありました)テキパキサッサ、洗い流しは3分、25分で終了。あーあ、楽だ。倹約だ。まだらな出来具合に目をつぶれれば、これでOK。



9月某日 たのしいこと
たのしいことをしてると病気はどこかへ吹っ飛ぶね、
それが、いっときであっても、 いいね。



9月某日 偽装工作=白髪染め
私の事じゃなくて、国会議員閣僚大臣の政治家じいさん。
耳の上だけがちょっと白い人は白髪染めだ。(私もそうなるからわかるのですよワトソンくん)若さを偽装してる! そのままでいいじゃないか。
いかにもカツラでという人もいる、はげててもいいじゃないか。
若く見られたい、爺いに見られたくないなんて、年長者の叡智を自ら否定しているようなもの。情けないと私は思う。
本人たちが選挙アピールとしてそう思っているなら、若い人たちよ、彼らは君たちの味方ではない。そう偽装しているだけだ。
といいながら、パンピーの私は白髪染めをしなきゃ〜。



9月某日 やや暖かで
気温が一気に下がるときが辛い。それが、徐々に上がってくると体が楽になる。この数日26〜8度。快調である。ただし、腹巻きパッチは忘れずに。



9月1日 寒い
朝の気温は23度。おとといから、冷え込んでいる。トイレが近い。



8月末日 選挙雑感
*田舎だから、人が集まるのは大型スーパー。近所に県下最大のスーパーがあるので、そこを目当てに候補者がよく来る。駐車場の向かいの路肩に車をとめて拡声器で演説をしているので、家にいても声話が聞こえてくる。
ココは新潟3区(新・新潟市になっても選挙区はいまだ新発田市にくっついている、変だねえ)。
自民党候補の応援演説者に司会が、ばか丁寧なお礼を言っているので、どんな大物が来ているかと耳をそばだてて、庭で草取りをしていた。なあんだ、市会議員様だって。

*個別訪問ってOKなの?公示日前に民主党候補者が家に来た、そうな。ピンポーンとチャイムが鳴って出ていった夫は、ドアをちょっと開けて相手の顔を見ると、「いいです」といって、戸を閉めてしまった。そういう選挙運動が嫌いなんだと。でも、選挙では・・・。

*新潟5区は、当確がなかなか出なかった。長岡ですよ、田中真紀子ですよ。出口調査では田中有利なのに・・。どうしてかな?間違いは絶対できないからかな?そんなことが我が家の夫婦げんかの種。
なんのかんのといって、選挙開票報道をずっと見てました。

*20代の投票行為に注目。新潟5区もだが、どこも意外と20代が自民党支持なのに驚いた。我が家でも若者は保守支持。若い人の保守化は小林よしのりのマンガ『ゴーマニズム宣言』などで高校生の頃からしこまれている(怖いよ、マンガって)、そして2ちゃんねるやチャットで増幅されてきたように思う。
若い人は戦争の苦しさより国を守るという使命感や犠牲的精神にかっこよさを感じている。(小林よしのりは自分のじいちゃんが俺たちのために戦ったのに、あれは間違いだったなどといえないと書いていたから私は信用していない。左翼の歴史観を「自虐史観」だとを批判する人は「自慰史観」だと上杉は再批判している、同感)
それにしても、旧態依然とした社民党、共産党。若い人に受け入れられるアピールがほしいよね。
30代は圧倒的に民主党支持が多かった。このままの政治でよいと思わないし、生涯の仕事、結婚、家庭作りという現実に直面しているからね。
40〜60代も、組織のしがらみや労組の縛りがなくなってしまったのかな。自民党も社民党も減っている。はたまた自由意思投票が当たり前になってきたのか。いいことじゃないか。
70代以上のグループも、今の政治には怒っているぞ。老人パワーもおそるべし。ニコニコ握手しても票は入れないしたたか者。

*新興宗教党が全滅してほっとした。党首の演説はいちばん迫力と説得力があって心配だった。それにしても資金力はすごいね。

*選挙は勝たなければ意味がないと政治学の授業で浅野輔先生から習った。今回は、私の一票は全て有効になった。うれしーい。
民主党のマニフェストは賛成しかねる点が多々あるが。まあ、やってみなはれ。



8月某日 ガーデニング 4コママンガ
@庭仕事をしている主婦(ガーデニングにはまってしまった。花を育てるのは単純に楽しい)と独白
A室内にはテレビをぼーっと見ている亭主(それに庭ですることがあれば、夫と顔をつきあわせていなくてすむ)これも主婦の独白
B道路を歩いていく通りすがりのふたり「うわー、きれいなお花」「いいなあ、すてきな家だね」
C通りすがりのじゅんちゃん「幸せな家庭って感じー」
庭にいる主婦、眉間に皺を寄せて(ふっ)
              秋月りす著『OL進化論』より
きょうの我が家だわ。腰が痛かろうと、家でゴロゴロしているのも、しんどいから草取り。



8月某日 祝・日本文理高校甲子園決勝戦へ
万年、どん尻野球県の新潟から準決勝に出場というのが史上初で、地方マスコミは大騒ぎでしたが、あれれ、勝っちゃった!すごいね。
あすは、決勝戦出場です。勝っても負けても、どうでもいいです、
気持ちよく戦ってください。テレビかじりついて声援してます。



8月某日 週刊誌を買う
スーパー原信で立ち読みしていたけれど、いつまでも立っているのも体裁が悪いので、買った。一年ぶり以上かなあ週刊誌を買うの。何を読むために?って、ノリピー問題よ。
テレビじゃ、なつかしの映像使いまくりで、うわっつらばかりくだくだ言ってるけど、なにがなんだかわからなくなるばかりで、イライラ。
テレビが絶対いわないことを、今がチャンスとばかり週刊誌は書きまくっていておもしろいのだ。
父親がヤクザの組長でヤクの売買してたんだねえ。薄幸の少女ぶっていたけれど、本人も中学では喫煙だのなんだで問題児だったのね。きれいならなんでも許される世の中だねえ。かくまっていた社長は中州のママ(継母=組長の妻)つながりの建築・解体業者で、少女時代から”後見”。つきそう弁護士はその兄がやっていた法律事務所3年生で、兄は麻布建物資産隠し事件で弁護し資格剥奪になっている人物。すごくあやしくて深そうですねえ。
こういうとき、ネット情報は早いけど信憑性は薄い。裁判沙汰になってもデンと引き受ける、ある程度信頼できそうな大手出版社情報が読みたいのですわ。
夏休み、子ども達が見ているテレビですべきことは、なぜドラッグが怖いか、いけないかを、もっと正面から取り組むべきだと思うのだが。えんえんと昔撮り貯めたノリピーの映像を出して、とくとくと無駄話をしているキャスター、レポーター。経費節減の放送局としてはありがたいネタなんだろうね。キッ。



8月某日 テレビドラマ
昨日は情熱のラテンドラマ「マリナ」の最終回。アカプルコの大富豪の邸宅が舞台。女性陣のゴージャスなボディときわどい衣装がたのしみ、ときたま、ルイ・ヴィトンのバックも登場(あとはわからないだけね)。ストーリーはハチャメチャで、つっこみどころが満載でした。スペイン語は「なに?」というのが「ケ?」だというのだけ覚えました。
 今日はたまたま、ハナダンこと「花より男子」の最終回みれちゃった。マンガのファンでした。これもゴージャスな馬鹿馬鹿しい設定がたのしかったし、どんな境遇でも自分らしさを失わないヒロインの牧野つくしが好きなんです。私はミーハーですね。(そして、ひまだねえ)
 このところ、毎日、NHK朝ドラの「つばさ」を見ています。高畑淳子と中村梅雀がうまいねえ。



8月某日 ぴょこたん
 小学生のとき、同級生にびっこの女の子がいました。今は、足に障害があると表現すべきなのでしょうが、昔はびっこという言葉をなんの抵抗もなく使っていました。街に出れば白い着物を着て松葉杖を脇に置いた傷病兵がハモニカを吹いて物乞いをしていた時代でした。
小児麻痺だったとかで、片足が短く、ぴょこぴょこ歩いていたので、みんながその子をぴょこたん、と気軽によんでいました。まともに歩けない子という、少しさげすんだ気持ちもふくめて。
 夏休み中に父を亡くした私に、新聞で読んだよ、たいへんだったねえ、と9月、学校が始まった日に、話しかけてきたのは、そのぴょこたんだけでした。そのとき、ぴょこたんの繊細なやさしさと知性に、ドキッしたのでした。
 すっかり忘れていました。何十年も経った今、愛称のもつ可愛いさのカケラも失ってから、自分がぴょこたんぴょこたんと歩いていると、あの頃、人の心を思いやれなかった罰かな、と思いだすのです。
歩きたくてもまっすぐに平均に歩けないのは悔しい。それをかまわれるのはどんなにいやだろう。そんな気持ちをおくびにも出さず、「ぴょこたん」と呼ぶと「はあい」と、にこにこ返事をしていたぴょこたんは、気づきの遅い私と違って、もっと思いやり深い人になっていることでしょうね。



8月某日 京童唄
丸竹夷二押御池(まるたけえびすにおしおいけ)
姉三六角蛸錦(あねさんろっかくたこにしき)
四綾佛高(しあやぶったか)
松萬五條(まつまんごじょう)

 この歌詞は錦小路の「冨美家」のうどんをもらったときに、外箱に書いてあったもの。京都の通り・小路の名前が折り込まれているのだ。わかる?京のこどもたちはこの唄で覚えたのかな。せっかくなので、無くさないうちにメモ。末っ子は歌えるそうだ。



8月某日 五分丈
今日は、暑い。スーパーに行って5分丈のMサイズ綿100%肌色の長パンツを買う。古いのがゴムが伸びきって3Lになってしまったから。昨日までは、10分丈のスパッツで間に合っていた。(今年はチュニックにスパッツ、というのが流行りですが、私の用途はズボン下、ないしももひきです)
私も冷え性だが、今年の夏も冷え性だった。



8月某日 ポジティブ・ネガティブ
20代の孫娘が、他人からお肌がきれいね、とほめられると、その祖母は”あんた、どこの化粧品使っているの、わたしにも買ってきてくれ”という。よく言えばポジティブシンキング。どうかと思うわね、御年何歳!
20代の娘を持つ母親は、肌のハリのよかったあの頃はもう戻らないわと嘆くネガティブシンキングのタイプ。



8月某日 しつこい湿疹
顔にできた湿疹。病院でもらった副腎皮質ホルモン剤で、そくざに完治したはずだった。ところが、ひそかに生息していて、時々眉の上、時々こめかみ、と見つけられては退治されていた。しつこいやっちゃ。そして今、やっかいなところに生息している。目の上と唇。はじめは目がかゆいなあ、とこれがあの湿疹とは気づかずにいた。口元も荒れたのかなあと勘違いしていた。だが、彼だった。ストーカーめ。
目に入らないように、注意して薬を塗っている。唇には刺激が強くて痛いので、やや弱い薬にしているがやはりしみる。すぐ洗い落としてしまう。治りは遅い。化粧もしないように努めている。
夏休みで良かった。だって、すっぴんで人前に顔を出せないもの。ブサイクとシミと皺を隠すのはたしなみ、もとが美しくないんだもの。というのがそもそも、うぬぼれかもしれないね。スーパーにはエプロン、すっぴん、髪ボサで出かけている。



8月某日 稲の花が
「稲の花が咲いていたよ」と、犬と散歩をしてきた娘が言っている。
「実っている田もあるよ」 
田んぼは家からほんの二分ほど。私はさいきん犬の散歩をしていないので、様子がわからなかったのだが、ホッとしました。よかったねえ。



8月某日 股関節症
全然なおらない。体操をすれば翌日はかえって痛い。働けば翌日は痛い。何もしなければ傷みはないが、歩くときは、いつもぎくしゃくしている。左右の長さが違う感じがする。長くは歩けない。外出も控えがちになっている。膝の裏も痛い。肩関節も、首も、ぐきぐきする。どこの軟骨も賞味期限を過ぎてすり減っているのだろう。歳は取りたくないねえ。



8月某日 ケータイ電話の紛失
娘がケータイをなくした。とりあえず、深夜、ケータイ会社に電話して使用中止をたのんだ。不正使用されても困るから。そうしたら、どこにあるかはわかります、といわれたそうな。電源を切ってない限り、そのケータイの居場所はGPSでわかるのだ。コールセンターの人はこの地方の人でないらしく、おおまかな説明しかできなかった(もよりのケータイショップにいけば、もっと詳しい地図で説明できると言われた)。翌日早々におおざっぱなその指示に従って、前日行ったショッピングセンターに問い合わせて、発見された。
数日前、岩手の中学生が山で遭難したが、深夜に救助隊が到着できたのは、やはりGPSのおかげかな。今、TVをにぎわせている行方不明芸能人親子の捜索もケータイのGPSで、身延山まで足取りがたどれたようだね。
日本のケータイは高機能すぎて(それとシステムの違いで)海外で売れていないそうだけど、ほんとに優れものだ。



8月某日 髪型を変えてみた
長年ショートカットにしていたが、あのキリリとした髪型に気持ちが付いていけなくて、伸ばしている。40代風にセミロングにしよう。暑いときは後ろでたばねてお団子を作ろう。
美容院で伸ばしたいからと言ってカットをしてもらって1ヶ月。さいきんの美容師は、やたらと髪の毛を梳くので、今やっと輪ゴムで止められるようになったけれど、ネズミのしっぽのようにチョロンだ。というか、髪の毛が細く、艶がなくなり、薄毛になってきている事実に直面した。ますますしなびれて見えるだけで、かっこうがつかなくなった。歳は取りたくないねえ。



8月某日 夏
朝顔の花がやっと咲きはじめた。ことしは遅い。
蝉が鳴き始めた。焦っているように聞こえる。
暑さもしんどいけれども、天候も人生も「ふつう」がいい。
それが、あんがいむずかしいってこと。



8月某日 昔の通知表
 車を手放すにあたって、トランク整理をしていたら、なぜだか、中学3年の通信簿がでてきた。忘れ果てていたことが次々に思い出される。
 表紙にある大脇幸栄校長の名がなつかしい。この方は、学校にグランドピアノが入ったとき、壇上で自学自習のベートーベンの「月光の曲」をさらりと弾いた。いちども習ったことがないが、この曲を弾きたいから練習しましたと言って。しんそこ楽しげに弾く演奏も、そのエピソードも印象に残っている。好きなことを好きなようにすればいいのだと音楽とのつきあい方を教わった気がする。そのときのことを覚えていて、おとなになって「月光の曲」に挑戦した。始めの数小節だけはパラパラ弾けたが、和音が続出するところまで行ったらギブアップ。とても終わりまで弾けるようになど私はなれなかった。
 担任は、持ち上がるはずの2年次のおばあちゃん先生が急に辞めてしまって、ブーイングの中に迎えられた男先生。「便所下駄」とひどいあだ名で呼んでいた。しかし、おかげでクラスは団結して、今もクラス会をしている。卒業に当たってのコメントで、「途中でくじける事なく、自信を持って最後までがんばりましょう。男子何するものぞーの意気で。但、女らしさをいつまでも、うしなわないようにね。」と書いてくれていた。彼に、絶対に無理受からないといわれたからこそ、なにくそと受けた高校受験(→合格)を思い出した。こういう、励まし方もあったのだなあ。私をよくわかってくれていたらしい。今頃ですが、すみませんでした。
 校長といえば、前任の貝沼校長は金田一京助と親交があって、中学校の体育館に招聘したことがあった。そのときの講演は石川啄木と金田一青年の若き頃の交流の話だった。たかが田舎の中学生相手なのに、大人に対するように真摯で静粛な口調で語り、私は啄木をここで知った。金田一京助が立派な学者であることはずっと後になって知った。
 成績に関しては 内緒。



8月某日 昔の手帳
車のトランクから、中学の通知表といっしょに大学一年の頃の手帳がふたつ出てきた。どちらも同じ行事が出ているので、一方は清書して翌年も使っていたらしい。なつかしい。
○昔から字は汚かった。今、目が悪いからといういいわけは不可だな。
○住所録も兼ねていた。思い出せない人の氏名住所がある。30数名の名前のうち、今も交流があるのは1名だけだった。
○手帳の裏に「地元の皆様、こちらは市会議員候補○木○男でございます。只今、候補者共々立候補のご挨拶にまいりました」と書いてある。ウグイス嬢のバイトをしていたのだわ、大叔父の。
○一学期は部活三つ!(オーケストラ。茶道部。水泳部、さすがにこれはプールを付属の小学生にとられて海へ追い出された時点で辞めている)に、習い事一つ(華道)をこなして、自主ゼミに出て、バイトもしている。大学祭のパレードにはギターを抱えて「薔薇が咲いた」を歌いながら行進している。なんて元気なんだろう、今の私は、この子に感心する。今より5キログラム体重が多い。そのせいか。
○たぶん2年生の4月なのだろう、東京経由で京都へ旅をしていたようで、その間の支出が手帳に書いてある。国電渋谷ー原宿20円。トロリーバス40円、タクシー55円、平安神宮入場料50円、銀閣寺拝観料60円、技王寺40円、滝口寺30円。オムライス100円、安いねえ。ヒロサキのビフテキ500円が最高の支出。なんせ、今を去ることウン十年前だものねえ。昔は、安かったねえ。御所の拝観もしているが、これは無料。
○「法の理念は正義であり、法の目的は平和である。だが法の実践は社会悪とたたかう闘争である。」
「歴史はいま激動している。今日いちばん肝要なのは「何のために」法学をやるかという目的をはっきりつかんでかかることである。」
「虚偽をしりぞけ不正をにくみ人間を愛するがゆえに、法学を学ぶ」
・・・だれの言葉なのだろう?手帳に残されている言葉は。その頃、私は法科にいたのだ。
だが今は、虚偽に沈黙するしかなく、不正(無精)にダラダラと暮らし、死んでも許すものかと人を憎んでいる。これはわたしじゃない・・・。昔のハツラツとした私に出会って、今の私は落ち込んでいる。体の老化は当然としても、心の躍動も老化していることにたいして・・・。



7月某日 田舎だから
 グレープフルーツ用のスプーンを何年も探していたが、とうとう見つからなかった。
あの、スプーン部分にギザギザの付いているもののこと。柄が短いのは百円均一店にはあるが、優雅に長いものはない。昔はどこにでも売っていたのに、近年、このへんのスーパー、ホームセンター、繁華街の食器専門店、デパートにすらない。(そうそう、どこの売り場も売れ筋だけを置くようになってしまった。デパートの家庭用品売り場は狭いし。)
 とうとう、東京に住んで、デパートに勤めている義妹(さすが東京、50代になってもデパガのお仕事があるのはうらやましいわ)にたのんで、買ってもらった。売り場に国産品で二種類もあったそうで、買ってもらったのは新潟県燕市ラッキイウッド製のもの(昔から名の通ったメーカーさんです)。 何で、地元にはないの?
 グレープフルーツを半分に切って、グレープフルーツナイフで切り込みを入れ、グレープフルーツスプーンでほじる食べ方は、子だくさんの頃はあこがれ。その頃は櫛切りで一つをみんなで分けて食べていました。やや、落ち着いてきてから、各自、半分ずつ食べるようになってスプーンも揃えたのに、長い年月の間に姿を消してしまいました。(犯人は私、まちがえてゴミに紛れて捨ててしまったんでしょう)
このお上品な方々御用達品が町からいなくなってしまったのは、庶民の生活の質が落ちてきたから?そしてここが田舎だから?・・・・。



7月某日 83.5%
きょうの湿度。どうりで、じとじとベタベタするわけだわ。寝室はかび臭いし、押し入れを開けるとむっとする。雨が止んだときは窓を開けている。それでもかび臭さは抜けないので、押し入れを開けて、扇風を強風にして風をふき込んでいる。それでも、蝉が鳴くようになった。梅雨明けは近いかな。



7月某日 高校野球県大会
長嶋三奈さんが両津高校野球部をインタビューしていた(テレビで)。部員9名、本年度で廃部予定。どろんこになってスライディングしている。川原泉のマンガのようだ。たのしそう。
決勝戦は家人の予想通り、新潟の私立野球名門校が優勝。長岡つながりで中越高校を応援していたんだけどなあ。ちょっと残念。



7月某日 高校野球県大会
テレビを付けると母校が出ていた。「出ると負け」の第一戦敗退常習校だった母校が準々決勝まで残っていてビックリ。相手は甲子園最多出場校だからダメだろうなと思いながら、どこかで奇跡よおこれと念じてハラハラ声援していた。点を返し始めたところで、昼のニュースに変わってしまい、ラジオを付けるもやってない。夕刊が来るまで、ドキドキしていたがやっぱりダメだった。その話をしたら、家人に「無駄だね」といわれちまった。 「こんなことやるだけ無駄だ、どうせ甲子園に行けないのが始めからわかってるような高校が大会に出る意味はない」とおっしゃる。そうかなあ、いや私はそうは思わない。夢と希望を持って目標に向かっている若い人がみたくて見てるんです。結果だけが人生じゃないよ。夢を持って頑張ってる時間はたのしいよ。



7月某日 自省
「なあに、この車、鮫がニカニカ笑っているみたいな顔」
数年前、新車の展示会によく行っていた頃、あの車を見て、こんなこと、確かに言いました。
言ってないよ〜と言ったけど、こんど君が買った車を、正面から、よくよく見たら、あのときのシャーク君ではないか。おっしゃるとおり、言いました。すみません。(間違ったときは素直に非を認めました。)
君の車を、けなしたとか、ケチを付けたと、いうわけじゃないけど、結果的には そうですね。
(よくよくよく見ると、チシャ猫みたいだわ、やっぱり。)



7月某日 テレビつけっぱなし
夕飯を食べながら「刑事コロンボ」を観て(ああ、見たことがあると思っていたけど、マフィアの親分は「夜の大捜査線」の警察署長だったんだなあ、とエンディングの俳優名を見てなつかしがっている人もいる)、
ドキュメンタリーの「ピラミッドの謎」は魅入った(ピラミッドの作り方の新説だ、教科書の書き換えになるかな、昔習ったのとはちがうぞ、考古学は進歩してるなあ、けど、旧石器時代遺跡捏造みたいにまた逆転もあるのかなあ)、
「週間ブックレビュー」ちらちら(司会はまた新潟県人だなあ)、
そしてピアノの素敵な音が聞こえる。見ると汽車一両借り切って車中料理したりピアノを弾いたりの旅をしているピアニスト、ピョートル・アンデルジェフスキー。とてもユニークで真摯な音。モーツアルトをモーツアルトのようにたのしく弾いている、くそまじめなつまらないモーツアルト弾きが多いけど。若き指揮者ドゥダメルとの共演もたのしそう。
テレビ三昧のいい一日でした。ろくなテレビがないと文句ばかり言っている人もきょうは静かでした。



7月某日 行年20歳
 うちの町内会では、誰かが亡くなると、回覧板が回るか、葬儀の案内コピーが各戸に配られる。町内の人向けにマイクロバスのお迎え案内も付いている。
 きのうは行年20歳という青年の葬儀の案内が入った。知らない人だから列席はしないが。
 いつもは90歳、85歳のご老人の逝去の案内がほとんどで、お歳だからねえと平然と受け流しているが、こういう若い人の死亡には、ドッキリする。お気の毒に。



7月某日 クモの糸を切って進んで
我が家に来る人はご注意。入り口にクモが糸をかけてます。
門はないけれど、「門かぶりの松」があって、そこから反対側にあるツツジの生け垣に、縄張りをお張りになるのです。ふらりと通ると顔に糸がひっかかる。この感触はあまり良くないです。で、バックでも持っていればそれを目の前にあげて、なければ手を顔の前にあげて歩くようにしています。日々これ好日のせいなり。



7月某日 野菜のにがさ
 産直市場かスーパーの産直コーナーで活きのいい地物野菜を選んで買っている。運送代がかからないのに大産地のものと比べると安くはない。けれど新鮮、鮮烈、野菜本来の美味しさがある。そう、たいていは美味。しかし、たまに はずれがある。
 たとえば、キャベツ、地物がまだ成長しきれない頃の小さな三角にとんがったキャベツ。穴が空いているのでイモムシに出会う覚悟で切ったが、いない。そして にがい。
たとえば、キュウリ、 クルクルまがっていて小さいきゅうり。これまた にがい。
 大産地群馬から来る大きなキャベツにこんなことはない。ここに至って思い当たることがある。以前の家で3畝だけど畑作をしていたことがある。腰を痛めてすぐ止めたが、キャベツ、ネギ、ナス、トマト、ズッキーニ、カボチャにスイカなどいろいろ挑戦していた。青虫やら何虫やら、白カビ病やら、無農薬で作るなんて事は無理で、農薬を撒いていたが「収穫前2週間は禁止」と書かれていた。
これじゃないかしらね。早く収穫しすぎて農薬が残っている・・・?
ぶっとくなりすぎたキュウリはたいてい甘い、にがいものはない。さて、どうなんだろう。
ま、コレに懲りて、地物としては早すぎる旬でないもの、まだ小さすぎるものには、手を出さないようにしている。



7月某日 食中毒かな
 これも、だいぶ前の話。地元の某魚屋で刺身を作ってもらったとき、古い大きな木製まな板が、ずいぶん黒いなあと思ってみていた。その日食べたのはブリだったか、バイ貝だったか、夜オオゲリピーをしてから、そこで刺身を買えなくなってしまった。一緒に食べた家人らはなんともない。スーパーの魚調理場をのぞくと白いプラスチックまな板がみえる、食の安全から言うと、こちらが確実なのだろう・・・。
私の体の信号的にはあの真っ黒なまな板は却下だ。健康な人には、なんでもないことでも、過敏に反応することが、このところ多いのは、進化なのか老化なのか。おなかは弱くなるばかり。
 梅雨になって、だしっぱなしの「花びら餅」に青カビが生えているのにハッとして、自分の家の木製まな板も買いかえた。私は木のまな板の感触が好きで愛用しているのだが、長年使っていれば、どうしても黒ずむ。まな板削りという優れもののヤスリを使っても、年月には勝てない。ついでに、その上で使っているペラペラの薄いプラスチック板も一緒に買いかえた。
使うたびにアルコール噴霧をして、日に干すようにしている。(ま、いつまで続くかな)



7月某日 皮膚科
 数ヶ月前から、シャンプー後に 左こめかみのあたりが赤くなる。ただ、それだけなのだが気になって、美容室で話したら、長岡人のサトウクンは、ほっとけばなおりますよ、でもカットだけにしておきますか、と白髪染めを止めた。病院へ行けばいいのだけれど待ち時間で腰が痛くなるからねえと世間話。そばで聞いていた地元出身の美容師さんが、あそこの皮膚科は評判いいですよと小声で近くの皮膚科医院を教えてくれた。
 一ト月ほど ほおっておいたが、発赤が常態になり、かゆくなる。掻くとボロボロ皮膚が剥落する。右側も赤くてかゆい。あ、おでこの真上も赤い。かゆい。コレはなにか薬を塗らなくちゃあだわ。いいかげん治して白髪染めにも、行かなくちゃあ。

 で、おすすめの皮膚科へゴー。しかし駐車場に入って看板を見てUターン。だって、「泌尿器科皮膚科」と書いてあるんだもの。この医師の専門は泌尿器科なのです。(看板の最初にある科がほんとの専門なのだと聞いています。医師免許さえあれば何科をやっても違法ではないけどね。)
 昔々はウロ・デルマと言って二つの科はいっしょだったそうなので、その時代の老先生か、または、おしっこがでないのどうのと通うのを恥ずかしがる患者さん用に皮膚科も標榜しているか どちらか。
(皮膚科の薬は3種類しかないから簡単だと豪語していた医者もいたが、処方間違いでひどい目にあった友人もいるから、私は怖い科だと思っている)
 
 しばらく我慢をしていましたが、かゆみが耐えられなくなったので、一週間後、近くの総合病院へ分厚い本を持って出かけました、何時間か待つ覚悟で。
 案ずるより産むが易し、待ち人5人待ち時間はたった20分ほど、若い医師の処方で2日で全快!今までの辛抱は何だったと言いたいくらいアッサリと治りました。
「シャンプーや化粧品、養毛剤をさいきん変えましたか?」「いいえ」「体調が悪いと今までのものでも合わなくなることがありますよ」と親切なお話。こういう低刺激のシャンプー剤もありますと見本もくれました。
 それを使うまでもなく、全快したので、これを契機に浴室・洗面所のカイゼンに取り組みました。
古いシャンプー類は捨てました。シャンプーは詰め替え用を買ってきていたのでケースは年代物ですな、口、底が汚くどす黒くなっていたのに気がつきました。黴菌の温床かも。2回に1回はケースごと買わなくちゃ。使い切れていない古いトリートメント剤(何年ものだろう)もポイ。化粧品も、防腐剤の入っていないものは一週間が期限というから、古いものは良くないわね。瓶の縁が汚いもの、1年以上前のものは、きれいサッパリ捨てました。(メイクアップ用品は勿体なくてまだ捨てきれないです!!) 
 浴室は漂白剤で消毒し、洗面所はアルコール消毒をして、
まずは清潔第一!

さて、皮膚炎も治り晴れて白髪染めに出かけた美容室で、あらら、サトウクン、口のまわりが湿疹だらけです。
どうしたの?わかんない、髭も剃れない・・だって。
皮膚科に行っておいで!やさしい若い女医さんがいるわよ。



7月某日 かあるい推理小説
『猫は殺しをかぎつける』からはじまるシャム猫ココシリーズ(1円で買えるもの)をあらかた読んでしまって、こんな推理小説が読みたいわと言っていたら、娘が持ってきてくれたのが『老人たちの生活と推理』シリーズ(創元推理文庫 コリン・ホルト・ソーヤー作)
南カリフォルニアの超豪華老人ホームに入居している優雅なかつ好奇心旺盛なアンジェラとキャレドニア(80才!になりなんとする故提督夫人がた)が活躍する推理小説。美味しい食事とハンサムな刑事さんに心ときめかせ老いてなお おさかんで、・・・元気になる。



7月某日 『三匹のおっさん』
(だいぶ前の話ですが)入院していた母が、新聞の広告欄で、この本のPRをみて、読みたいと言った。日頃、本など読まない人なので、よしよしと取り寄せたら、あら、マンガじゃないのっだて。表紙絵はしっかりマンガ絵なんですが、内容は小説(文藝春秋社刊 有川浩♀ 著)。
「アラフォー(=40代)」ならぬ「アラカン(=還暦前後)」の、かつて悪ガキだったおっさん三人が、ひそかに自警団を結成してご町内の悪を斬るお話。章ごとに挿絵はあるので、おもしろかったわ、と読破された。そのご、ご要望はないので、本年の読書はこれで終わりかな。
『図書館戦争』のおわかい著者の本だが、まあ、歳を取っても元気な老人を書いている痛快小説でした。と読んでから、あら、これ私らの世代なんだわ〜と、精神年齢が肉体年齢について行けてないことにきがつきました。たぶん、80代の母も、著者と同じ目線で、おっさんたちを見ているのでしょうね。



7月1日 梅雨が来た
6月は空梅雨。先週から九州で大雨がはじまって、今日やっと、ここも雨になった。
今年は四国も雨が来たようだ。砥部市で給水制限なんていうニュースを聞いていたので、ホッとする。
降りすぎませんように。
なに、うちの湯飲みの産地だからだ。そんなつながりでも、土地に対する愛着ってあるものだよね。
まして、愛する人が住んでいる土地、仲の良い友の住んでいる土地。
あなたのほうは、お天気いかが?